鉄子の旅
「鉄子の旅」というマンガがあります。
以前から存在は知っていたのですが、「鉄道や旅行をマンガにして、何がおもしろいんだろう?」と、けっこう懐疑的でした。鉄道や旅行は確かに面白いけど、それは人それぞれ感じ方が違うし、何より「笑い」の要素はないと思っていました。だから、読んだこともありませんでした。
ところが……なんと、最近の鉄道ブームの火付け役であるとの噂!ちょっと読んでみてもいいかなぁ~くらいに思うようになっていました。
そして、ひょんなことから会社の後輩に借りて読むことになりました。
1冊目。まぁ、こんなもんかなぁ~。鉄道オタクを面白おかしく書いているんだな。
2冊目。世の中には、こんなに極端な人もいるんだな。
3冊目。この行動は理解できるな。けっこう面白いかも。
…で、結局全6巻読んでしまいました。(貸してくれた後輩、ありがとう!)
ストーリーは単純明快。鉄道に全く興味のないマンガ家(♀)が、鉄道ヲタク(あくまで「ヲ」らしい)のライター(♂)と1話完結(たまに2話連続もアリ)の鉄道旅行に出て、ヲタクの世界に引きずり回される、というもの。能天気な編集者(♂)の存在もストーリーを面白くします。
このマンガ、全て実話らしいです。マンガ家も、ヲタクライターも、編集者も実在の人物。実際に旅行に行っています。しかも、ゲスト?として、真鍋かをりやフジテレビの笠井アナウンサーなどが登場します。「内容が内容なのに、いったいどうなってるの?」とツッコミたくなりますね。(じつは笠井アナはテツらしい)
無人駅(しかも周りに民家がないような秘境駅ばかり)をまわったり、駅弁は食べるけど各地の名物料理は食べなかったり、鉄ヲタの行動はさすがにやりすぎ!の感はありますが(だからマンガになるのだが)、それについていけないマンガ家とのかけあいが単なるルポマンガを超えた笑いを付加しています。
しかも、これは個人的な感想ですが、なんとなく鉄ヲタの行動が理解できてしまったりして(断じてあそこまでひどくないですが)思わずニヤリとさせられるのもハマった要因でした。
鉄道旅行に興味がある方だけでなく、テツ(鉄道好きの人の総称)の生態に興味がある人も、ご一読をオススメします。きっとディープな世界が垣間見えることでしょう。深みにハマるか、軽蔑するかは保証の限りではありませんが…。
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