海外の鉄道

2008-07-13

櫻井寛編著「世界鉄道の旅」

鉄道フォトジャーナリスト櫻井寛さんの新刊が出ました。
世界41カ国の93列車を一挙に集めた写真集です。

櫻井寛さんの本は、写真の美しさもさることながら、
ユーモアをまじえながらのエッセイもオススメポイントです。

リスボンの市電やケーブルカー、シチリア島の列車など、
私が乗ったことのある列車も出てきて、
当時の記憶が懐かしく蘇りました。

中にはバングラディッシュの「インターシティー」なーんていうのも
出てきて、興味津々。もちろんエアコンもないようなボロ客車で
いわゆるヨーロッパの「インターシティー」とは似ても似つかないものですが、
それもまた良し。
本当にこの写真家は鉄道を追い求めて、世界を飛び回っているんだなぁ~
と実感させられます。

お値段が3,780円と少々高めですが、十分にお釣りが来るくらい価値があります。

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2008-06-08

韓国グルメと鉄道の旅(最終回)-旅の終わりはソウル駅-

2ヶ月以上にわたって書き続けてきたこのシリーズもついに最終回。
旅の出発点であり、終着点でもあるソウル駅に戻って、
韓国旅行を締めくくることにします。

St00


St01

古いソウル駅の駅舎です。
東京駅の赤レンガを連想させますよね。
現在は使われていませんが、現在の駅の隣で保存されているようです。

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こちらが新しいソウル駅です。
近代的な作りですが、赤レンガに比べるとインパクトが薄いです…

St03

駅の中です。
一見するとどこかの空港のロビーのよう。
明るく、開放感のあるスペースです。

St04

今日も旅人を乗せて、ここから列車は旅立っていきます。

-------------
日本と似ているようで、似ていないところもいっぱいある韓国。

フランスの協力で高速鉄道を手に入れ、
さらに純国産の高速列車の開発も着々と行われているとか。
鉄道もきっと独自の進化をしていくに違いありません。

ふと本場のキムチを食べたくなって、
韓国弾丸ツアーなんかもいいかな、
と再訪する日がきっと来そうな予感がします。

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2008-05-25

韓国グルメと鉄道の旅(11)-時刻表-

久々の韓国シリーズ。
韓国の時刻表をご紹介します。

T01

これが韓国の時刻表です。
市中の書店で買いました。5,000ウォン(約550円)なり。

中は↓のようになっています。

T02

これは、ソウルから南へ向かう在来線のページです。
一番右に私が乗ったソウル8時25分発のセマウル号がのっています。

見てのとおり、ほとんどがハングルです。
わずかな漢字と、主要駅の英字表記Seoul、Daejeonくらいしか読めません。
かろうじて「特食」の文字から、食堂車付きだろうと推測できたくらいです。
食堂車の標記がハングルだったら、どの列車に食堂車が付いているかも分からないところでした。

このように外国人にはほとんど役に立たない時刻表ですが、
ひるがえって日本の時刻表はどうでしょうか??
改めて外国人の目で日本の鉄道を見ると、
まだまだ不便なことは多いのかもしれません。

おまけ
韓国で食べたもの(今まで紹介できなかったものを一挙公開!)

F01

↑ソルロンタン
牛の骨や肉、内臓などをコトコトとじっくり煮込んだスープ。
ご飯が入っていて、雑炊のようでもありました。
朝食にいただきましたが、やさしい味でした。

F02

↑サムゲタン
鶏を一羽丸ごと煮込んだスープ。
高麗人参や薬草などをお腹につめてあります。
体の芯から温まる一品。

F03

↑冷麺
言わずと知れた冷麺。
スープがおいしかったです。やっぱり本場は違いますね。

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2008-05-11

一個人6月号

書店で偶然こんな雑誌を見つけました。

05_11_0

「大人の休日」世代向けの雑誌のようです。
特集が「世界の鉄道の旅」。

どれどれ、と思って立ち読みしてみると、
オールドパタゴニア急行が目にとまりました。
鉄道専門誌でもめったに取り上げることのない、
地球の裏側、アルゼンチンの鉄道。

お値段が680円で手ごろだったこともあり、足はレジに向かっていました。

掲載されている鉄道
ザ・ブルートレイン(南アフリカ)
ザ・ガン(オーストラリア)
イースタン&オリエンタル急行(タイ)
青蔵鉄道(中国)
ロイヤル・スコッツマン(イギリス)
カナディアン(カナダ)
ロボスレイル(南アフリカ)
ゴールデンパス(スイス)
ユングフラウ鉄道(スイス)
ブリエンツ・ロートホルン鉄道(スイス)
オールド・パタゴニア急行(アルゼンチン)
ベルゲン急行(ノルウェー)
キュランダ・シーニック鉄道(オーストラリア)
ハイラムビンガム(ペルー)
               等々

これだけ取り上げていると、やや網羅的な気もします。
実際、記事や写真も、ちょっとイマイチというのもありますが、
パラパラと写真を眺めているだけでも、気分は「世界の車窓から」。

いつか乗ってみたいなぁ…

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2008-04-29

韓国グルメと鉄道の旅(10)-ソウル地下鉄-

ソウルの地下鉄について、見聞した範囲で簡単に紹介します。

M01

地下鉄の路線図(運賃表)です。
縦横無尽に走っているので、観光にもたいへん便利です。
これで駅名と運賃を調べて、切符を買ってもいいのですが・・・

M02

ソウルの地下鉄にもSuicaのようなICカードがあります。
名付けてTマネー。
実は、IC乗車券としては、ソウルの方が東京よりも先に導入しています。

M03

裏側はこんな感じです。
何が書いてあるのかは全く分かりません。
ちなみにデポジットは2,500ウォンでした。日本円では300円弱。

M04

チャージはこのように券売機でできる(はず)なのですが、
なぜかチャージできず、(旧札しか受け付けないから?)
結局、窓口で「チャージ、とぅーさうざんどうぉん、ジュセヨ」
とハングル英語ごちゃ混ぜでお願いしたのでした(^^ゞ

M05

自動改札機です。
Tマネーのロゴが見えているところにタッチして、バーを回します。

このタイプの自動改札機、海外ではよく見かけますが、
荷物を持っていたりすると不便ですよね。
通過に時間もかかるし。
日本でこれを導入したら、改札口に人が溢れかえることでしょう。

M06

地下鉄に乗り入れてくるKORAILの車両です。
(我ながら下手な写真ですが、これしかなかったのでご勘弁を。)
けっこう新しい車両が多いようです。
VVVFサウンドを響かせている車両もありました。

M07

車内の様子です。日本とあまり変わりませんね。
車内のモニターが枕木方向についているのが、JR西日本の321系のようです。

M08

銘盤です。国産の車両ばかりのようでした。

KORAILと相互乗り入れしている1号線を除いて、
右側通行であることを除けば、
日本の地下鉄と全くといっていいほど違和感がありませんでした。

最後に電子マネー対応の自販機の話。
写真はありませんが、ホームにTマネー対応のお菓子の自動販売機がありました。
帰国前に半端な残額があったので、お菓子を買ってみたのですが、
この機械がとんでもないシロモノでした。
自販機自体は日本でも時々見かける
テンキーで番号を押すと、箱が動いてお菓子を1つ取ってくる、ごく普通のものでした。

しかし、ビックリしたのは電子マネーの使い方。
Tマネーを読み取り部分にタッチしたままテンキーを押さないといけないのです。
それに気づくまで、何度トライしたことか。
日本の感覚だと、商品を選択しておいてから、
ピッとタッチするだけで済むはずなのですが…

両手で自販機を操作する姿は、想像するだけでも間抜けだと思いませんか?

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2008-04-20

韓国グルメと鉄道の旅(8)-鉄道博物館-

鉄道博物館といえば、昨年10月大宮に開館したばかりですが、
韓国にも鉄道博物館がありました。

ソウルから近郊電車で約1時間、儀旺駅から徒歩10分ほどのところに
鉄道博物館はあります。
儀旺は水原から2駅なので、水原観光と一緒にすると良いかもしれません。

入館料(150円くらい?)を払って中に入ると、これがお出迎え。

Rm1

次世代KTXのモックアップです。
現在のKTXがフランスTGVそのものなので、
韓国は独自に高速車両を開発しているようです。

Rm2

SLも数両、保存されていました。
日本の植民地時代に、日本から持ち込まれたもののようです。

Rm4

韓国の地下鉄で使われていた車両です。
日本の103系がベースだとか。言われてみれば、なんとなく面影が…。

Rm5

車内の様子です。なるほど、103系ですね。

Rm6

特急車両です。これは日本の485系をモデルにしたのだとか。
スタイルもさることながら、どこかで見たような塗り分けですね。

Rm7

車内です。リクライニングしない座席でした。

Rm8

特急車両に付いていた銘板です。
日本製かと思いきや、大宇(DAEWOO)製でした。

Rm9

古い客車も展示されていました。
いっけん、ただの客車のようですが…

Rm10

なんと、片側3人がけ。
国内線用のBoeing777もビックリの、ハイデンシティー仕様です。
韓国の方はスリムだったのですね。

屋外の車両展示のほかに、屋内展示も想像以上に充実していました。
ポイントや信号の仕組み、軌道の構造、自動改札機のメカニズムなど、
鉄道の仕組みが分かりやすく展示されていました。

JR九州の特急車両(783系)の模型も展示されていました。
独自の交流があるようですね。

韓国ではあまり鉄道趣味が浸透していない、とのことでしたので、
想像以上の充実ぶりに驚きました。

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2008-04-15

週刊東洋経済「鉄道革命」

昨日発売の週刊東洋経済4/19号。
特集は「鉄道革命 世界で大復権がはじまった!

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166ページ中、半分近くを割く一大特集となっています。
従来も、仏TGVや独ICEなど高速列車や、LRTなどを取り上げる例は
散見されましたが、ここまで大々的に特集を組んだ一般誌はあまり例を知りません。

ヨーロッパでは、高速鉄道網の整備に加えて、環境問題が追い風となり、
鉄道が見直されてきているのはよく知られていますが、
そこで勢いづいた欧州勢が、アジア諸国や南米にまで進出しはじめている
事例が詳細に取り上げられています。

鉄道産業の「ビッグスリー」は、仏アルストム、独シーメンス、
加ボンバルディアと言われているそうですが、
これらのメーカーは車両だけでなく、施設や信号まで含めて、
鉄道システムを一体として輸出しており、
さらに政府の強力なバックアップがあるのが特徴です。

これに対して、日本勢は、鉄道技術はたしかに優秀なものの、
車両、施設、信号…と全て別のメーカーが作ることが一般的で、
国を挙げての輸出体制も整っていません。

この本は、「さすがは東洋経済」とばかりに、ビジネスの面から捉えた
世界の鉄道情勢がとても分かりやすく紹介されています。
中国が、技術移転を条件に海外メーカーと交渉を行い、
TGV(仏)、ICE(独)、X2000(スウェーデン)、E2(日本)と
各国の看板列車を面白いように集めていった事例の紹介などは、
中国国鉄のしたたかさを垣間見たような気がしました。

最近は日本も商社が中心となって海外に展開を始めているようです。
発展著しいドバイのメトロを三菱商事が落札したことなど、
鉄道趣味誌では見ることもできないような記事も盛りだくさんです。

インドやベトナム、アルゼンチン、サウジアラビアなどでも高速列車の計画があるとか。
世界各地で鉄道が活躍することは嬉しいことであるとともに、
日本勢も積極的にビジネスチャンスを捉えていってほしいものです。

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2008-04-08

韓国グルメと鉄道の旅(6)-セマウル号の食堂車-

前回 に続いて、セマウル号を紹介します。

このセマウル号には、いまや韓国でも少なくなった食堂車が連結されています。

Saemaul5

食堂車の様子です。
車両の中央にカウンターがあって、両側にテーブル席が並んでします。

Saemaul6

食堂車のメニューです。
定食は11,000ウォン、9,000ウォン、8,000ウォンの3種類。
私は、奮発して(?)、11,000ウォン(約1,200円)のにしてみました。

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そして運ばれてきたのがこれ。
想像していた以上に品数が多くてビックリしました。このほかに、味噌汁も付きました。
車両に厨房はなかったので、おそらくレトルトを温めただけではないかと思いますが、
プルコギやタコの炒め物など、なかなかおいしかったです。

我々は最初から食堂車で朝食をとるつもりでしたが、
時間が半端だったせいか、食堂車の利用者はまばらでした。

流れる景色を眺めながらの食事は格別。
日本でこれを楽しむことが(ほとんど)できないのは、かえすがえすも残念です。

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2008-04-06

韓国グルメと鉄道の旅(5)-セマウル号-

今回はセマウル号に乗ったときの話です。

KTXにテジョン(大田)からソウルまで乗ったことは、第1回 に書いたとおりですが、
そのテジョンへの往路に乗ったのが、このセマウル号です。
どうせ乗るなら行きと帰りで違う列車に乗りたいですからね。

Saemaul1

これがセマウル号です。KTXが登場するまでは、看板列車でした。
ソウルと釜山の二大都市間を4時間ほどで結んでいました。
いまは、停車駅が増えたほか、ほかの都市にも行くようになりました。

Saemaul2

乗ったのは、8時25分発馬山行き。
この列車を選んだのは、食堂車が付いているからでもあります。。

Saemaul3

車内の様子です。これでも普通車です。
座席の間隔はとても広く、足元が広々としています。
ためしにリクライニングを倒してみると、これでもか!とばかりに倒れてビックリしました。

集団見合い式のうえ、間隔も狭いKTXの座席とは大違い。
KTXの座席に批判が集中するのも仕方ないのかもしれません。

Saemaul4

これがセマウル号のチケットです。
緑のマーカーは、切符を買ったときに、係の人が説明のために書いてくれたもの。余計なことを…

車内改札があるかと思ったら、車掌さんは素通りするだけ。
ソウル駅にも自動改札があるにはあったのですが、なぜか休止中。
どうなっているんだろう?と思ったら、車掌さんの持っている端末を見て納得しました。
なんと、JR東日本の在来線や小田急ロマンスカーのように、
発売情報から座席をチェックしていたのでした。
日本だけの仕掛けかと思ったら、お隣の韓国でも同じことをやっていたのですね。

セマウル号は、体感ですが、おそらく160km/hくらいで走っているようでした。
景色は、日本のようで、日本と違うところもあり、あっという間の2時間でした。

食堂車の様子は次回!

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2008-03-24

韓国グルメと鉄道の旅(3) -弱冷暖房車-

今回は、ソウル地下鉄の小ネタです。
ソウルは地下鉄網が発達していて、おまけにとても安いので、
市民生活の足として、また我々旅行者の移動の足として、
大活躍しています。

そんなソウル地下鉄で見つけたネタがこちら。

Metro

窓に貼られたステッカーには、弱冷房車の文字が!

弱冷房車というのは、日本でもおなじみですが、
暖房まで弱くした車両は初めて見ました。

オンドルの国、韓国。
3月初旬でもまだ寒く、レストランに入って座敷に上がるたびに、
オンドルの偉大さを感じていましたが、
韓国人でも暑がりの人がいるのでしょうか?

日本にも導入される、でしょうか???

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2008-03-16

韓国グルメと鉄道の旅(1) -KTX-

3月1日から3日まで職場旅行で韓国(主にソウル)に行ってきました。
旅行中にも携帯電話からアップしましたが、
私にとって初めての韓国は、見るもの、食べるもの、乗るもの(!)、全てが新鮮でした。
旅行中のできごとを、テーマ別にご紹介していきたいと思います。

1回目は、B-RailらしくKTXを取り上げます。

2泊3日の行程のうち、3日がフリータイムだったのを、これ幸いとばかりに、
KTXに乗ってきたのは言うまでもないところ。。。
私以外にも興味を持って同行した人が2人もいたのは、さすがと言うべきなのでしょうか。

乗った区間は、韓国6番目の工業都市大田からソウルまで。
1時間ほどのみちのりでした。
大田に特に用事があったわけではなく、セマウル号で大田に行き、
わずか1時間の滞在で折り返す、という、乗り鉄のためのトリップでした(^^ゞ
セマウル号のことは別の稿で書きます。

Ktx1

KTXは韓国版新幹線です。
ソウルと釜山の間に新線を建設して、最高速度300キロで2つの都市間を
2時間半程度で結びます。
在来線とレールの幅が同じなため、途中から在来線に入って
韓国南西部の木浦に向かう列車もあります。
また釜山に向かう路線も、大邱から釜山の間は在来線を走ります。

車両は、東海道新幹線のような色使いですが、
フランスTGVの技術をそのまま使っています。
そのため、両端の機関車が客車を引っ張る方式です。

Ktx2

車両の出入り口付近にあるプレートには、
アルストムのライセンス下で、韓国ロテム社が製造したことが表示されていました。

Ktx3

車両のドア付近です。1等車は、あざやかな赤が特徴的でした。

Ktx4

1等車の車内の様子です。
2等車に乗ったので詳細は不明ですが、ミネラルウォーターや新聞・雑誌のサービスなどがあるようです。

Ktx5

2等車の車内の様子です。
本家TGVと同じく、集団見合い方式で、座席は回転しません。
韓国では初めて導入された方式だったため、大不評だったとか。
やむなく、進行方向と反対の座席は割引することになったそうです。
改造しようにも、アルストムとの契約?で、何年間かは現状を
維持しなければならないらしく、しばらくはこのままのようです。

ユーロスターやAVEに乗ったときにも感じたことですが、
TGVタイプの車両は、窓と座席の配置が悪く、
景色があまり見えない座席があるのは非常に残念です。

走行中、通路上のモニターには、ビデオが流れていました。
最初は全く気づきませんでしたが、そのうちに画面の左上に小さく
現在の速度が表示されているのに気づきました。
「300km/h」の文字も何回か表示されました。

Ktx6

サービス設備は自動販売機と車内販売があるくらいで、売店すらない質素なものでした。
あまり期待していませんでしたが、グッズは案の定、何も手に入りませんでした。
唯一驚いたのは、携帯電話の充電器があったこと。
こんなの、他の鉄道では見たことがありません。

新線区間が終わって、在来線に合流すると、まもなく終点ソウル駅。
セマウル号で2時間近くかかったのに、KTXではわずか1時間の旅でした。
日本の隣国、韓国でも鉄道が国土の大動脈として活躍しているのは嬉しいことですね。

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2008-03-15

海外の鉄道 オススメの本

海外の鉄道関連で、最近見つけたオススメの本です。

「世界の高速列車」
今までありそうでなかった、世界の高速列車を体系的に紹介している本。
ユーロスターから中国の「ニセはやて」まで、
様々な列車が写真とともに紹介されています。

よくありがちな、簡単なガイドや旅行記ではなく、かなり詳細な記述もあるのが嬉しいところです。
編成の違いや最高速度、車内の設備など、
日本では鉄道雑誌でもなかなか触れられていない部分もあって、
かつて乗ったことのあるイタリアの高速鉄道についても、
今になって「そうだったのか!」と納得したこともありました。

写真を眺めているだけで、あれこれ乗りたくなってしまいました…

「台湾鉄道の旅完全ガイド」
台湾を鉄道で旅行するときに、大いに参考になると思われる本です。
台湾新幹線や、阿里山鉄道など、魅力的な鉄道の多い台湾。
車両形式に関する記事や、サトウキビ列車の紹介など、
今まであまり日本では見たことのない、台湾鉄道の紹介本になっています。
駅弁やスタンプの紹介などもあって、
鉄道旅行を楽しむのに必要な情報が盛り込まれています。
台湾にはまだ行ったことがありません。
この本でじっくり勉強して、台湾に行きたいものです。

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2008-02-17

ユーロスター

ひさびさに海外の鉄道シリーズ。
昨日の日韓海底トンネルの記事にちなんで、強引にユーロスターを取り上げます。

ドーバー海峡を越えて、ロンドンとパリ、ブリュッセルを結ぶユーロスターが
登場したのは1994年のこと。ヨーロッパの高速列車の中でも抜群の知名度です。

私が乗ったのは1998年。当時はイギリス国内の高速新線ができておらず、
在来線を走っていました。しかも第3軌条の。

第3軌条とは、集電方式のひとつです。
多くの電車は、架線からパンタグラフで集電しますが、
銀座線のようにレールの横に設置した3本目のレールから集電する方式を
第3軌条方式と言います。

トンネルの断面が小さくできるので、地下鉄には建設費の面で有利とされますが、
高電圧の電線が簡単に手の届くところにあるという安全性の問題や、
他線との直通運転ができない、などの理由で、
集電方式としては限定的です。

(もっとも、新幹線の騒音源の一つがパンタグラフであることを考えると、
第3軌条方式の方が、環境面では有利と言う説もあるようですが・・・)

05_06_010

写真はユーロスターではありませんが、
ユーロスターと同じウォータールー駅を発着する在来線です。
黄色の矢印が第3軌条です。
イギリスに限らずヨーロッパの多くはホームが低いので、
線路に下りて第3軌条に触ろうと思えば、簡単に触ることができます。

銀座線など日本では、少しでも接触の危険を避けるため、
第3軌条にカバーが付いていますが、イギリスにはそれすらありません。
安全性に対する考え方の違いでしょうか?

高速列車の集電方式が、銀座線と同じと言うのも驚きですが、
イギリスはご他聞に漏れず鉄道施設も相対的に年季の入ったものが多く、
最高速度300km/hで走る性能を持つユーロスターが、
イギリス国内では最高でも160km/hしか出せない状態でした。

下の写真はロンドンの始発駅、ウォータールー駅(現在はセントパンクラス駅が起点)の様子です。
分かりにくいかもしれませんが、架線がありません。

05_06_014

余談ですが、ユーロスターは出発直前までホームに出ることができず、
先頭車の写真をじっくり撮ることができませんでした。
自分の乗る列車を発車前に、前から後ろまでじっくり眺めておきたい
私にとっては、非常に不満の残る出来事でした(笑)

ロンドンを発車した列車は、イギリス国内は在来線を進みます。
当時のメモには「最高120キロくらいか」と書いてありますが、
実際の速度はともかく、体感速度はそのくらいでした。

やっとのことでドーバートンネルにたどり着くと、
ユーロスターはやおらパンタグラフを上げて、高速走行を始めます。
メモには「水を得た魚のごとく走り始めた」と書いてありますが、
そのくらいイギリス国内の走りがかったるかったのでしょう。

ドーバートンネルはわずか20分ほどで通過。
フランス国内は、300km/hでかっ飛ばしていきます。
日本のように住宅街や山間部を縫うように走るのとは違って、
広大な農地を一直線に突っ走っていたのを、とてもうらやましく思った記憶があります。

初めてのユーロスター乗車で、
英仏の鉄道技術の差をまざまざと見せ付けられた思いでしたが、
そんなイギリスも昨年11月に高速新線が開通し、
最高300km/hで走るようになりました。
(もちろん架線からパンタグラフで集電する方式です。)
所要時間も大幅に短縮。現在ロンドン~パリは最速2時間15分で結んでいます。

進化したユーロスターに乗ってみたいものです。

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2008-02-16

日韓海底トンネル!?

日本と韓国を海底トンネルで結ぶトンネルの実現を目指して、
超党派の議員連盟が発足したそうです。

Yahoo!ニュース

唐津から釜山まで全長231キロのトンネル構想。
日本と韓国は線路の幅が違う!という、こまかいツッコミから、
10兆円の建設費はどうするのか?、非常時はどうするんだ?、
とツッコミどころは満載ですが、
それはさておき夢のある話ですねぇ。

実現すれば、日本からイギリスまで線路が続くことになるのですから!

ちなみに、現在、世界で最も長いトンネルは、青函トンネルの54キロ、
建設中も含めれば、スイスのゴッタルドベーストンネルの57キロです。

いかに日韓海底トンネルがスケールの大きい話か、お分かりになりますよね!

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2008-02-11

世界の車窓からDVDブック イタリア

世界の車窓からDVDブック6冊目が発売されました。
今回はイタリア編です。

ミラノから出発して、長靴のつま先にあたるレッジョ・ディ・カラブリアまで行き、
ヴェネツィアに戻るコース。
イタリアの乾いた風景の中を走る列車の旅と、歴史漂う街並みの映像が
イタリアを旅行した気分にさせる1冊です。

私がイタリアに行ったのは10年前のこと。
ヴェネツィア→フィレンツェ→ローマ→シラクサ→ナポリ→ミラノ
と、列車で回りました。

歴史ある街並みには感動するし、食べ物はおいしいし、
またいつかイタリアに行ってみたい・・・
Milano

これはミラノ中央駅です。大きなドームが印象的でした。
いつかB-Railでもご紹介したいと思います。

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2008-02-06

フランス次世代新幹線AGV

今朝の新聞に、フランスの重電メーカーアルストムが、
次世代新幹線AGVの試作車を公開した、
という記事が出ていました。

まずは写真↓をご覧下さい。
http://mainichi.jp/select/graph/20080206/index.html

イモムシみたいですねぇ…
形もさることながら、色の印象が重そう。
あまり高速列車のイメージには合わない気がします。

ところが、この列車、最高速度は360km/hとか。
日本では新型はやてが320km/hを出すことになって、
やっとフランスに追いついたかと思ったら
(現在の営業運転世界最速はフランスTGVの320km/h)、
またフランスは逃げていくようです。

やや専門的な話になりますが、AGVは動力分散式になるそうです。
TGVは両端の機関車が客車を引っ張る形でしたが、
AGVは日本の新幹線のように「電車方式」になるのですね。

世界の高速列車は、TGVの動力集中式と、
日本の新幹線の動力分散式に二分されていて、
どっちが優位か、論争が続いていましたが、
どうやら決着がつくような気配です。

いずれにせよ、乗ってみたい列車がまた1つ増えました。

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2007-12-30

世界の車窓からDVDブック ドイツ1

今日も世界の車窓から関連です。シリーズ3冊目はドイツ1。12月20日発売だったのですが、今頃やっと見ることができました。

ドイツ1は南ドイツの黒い森を巡る鉄道を紹介しています。フランクフルトからスタートし、ドイツの町を巡りながらガルミッシュ・パルテンキルヒェンを目指すルートはみどころたっぷり。私も2005年夏にこの地域を旅行しましたが、当時の車窓がよみがえってくるようでした。

それにしても、黒い森、というと、魔女でも住んでいそうな暗いイメージを持っていましたが、実際はそんなことはありませんでした(当たり前!)むしろ時おり車窓に現れる町並みが印象に残りました。

特典映像として、オリエントエクスプレスの旅(ヴェネツィア~ローマ)もついています。ピカピカに磨き上げられた車両は今でも威厳たっぷり。いつか乗ってみたい列車の一つです。

年末年始は日頃、雑事にかまけて放ったらかしになっていた本やDVDを集中的に片付けようと思っています。

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2007-12-29

世界の車窓からカレンダー

「世界の車窓から」カレンダーをゲットしました。

富士通のカレンダーは、自社の提供番組「世界の車窓から」にちなんで、世界中の列車が美しい景色とともに描かれています。Web上でも売っているのですが(こちら )、1本2,000円と、企業の販促グッズのはずなのに信じられないお値段。「どこかで手に入らないかなぁ~」と思っていたら、ついにある人からいただきました(^_^)v


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これが欲しかったんですよ!ありがとうございます。

来年は、毎月世界中の列車を楽しむことができそうです。でも、ますます本物に乗りたくなるかも…(笑)

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2007-12-17

世界の車窓から20周年スペシャル

先週予告したとおり、昨日(16日)、世界の車窓から20周年記念の特別番組がありました。

 大掃除の傍ら、ちらちら見ていたのですが、なかなか面白かったです。(掃除に身が入らなかった…)いつもはナレーターの石丸謙次郎さんとゲストの安田成美さんが、イギリスロケに行き、鉄道旅行を楽しんでいました。今年の夏に、行きたかったのに行けなかった、ヨークやエディンバラが紹介されて、私はまさに指をくわえるような状態で見ておりました。
 一昔前は、イギリスの鉄道は、フランスやドイツに比べると、一時代遅れたイメージがあったのですが、テレビで見た限りではだいぶ改善されたみたいでした。いつか行ってみたいなぁ。

 過去の名場面集も織り込まれ、なかなか見ごたえのある番組構成でした。録画したので、年末年始にゆっくり見ようと思います。

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2007-12-10

世界の車窓からDVDブック2 フランス

 「世界の車窓からDVDブック2-フランス・コートダジュールと南仏の旅-」を買ってきました。

 毎月2冊のペースで発行されるこのシリーズ。今回は南仏篇です。南フランスは行ってみたい場所ベスト5に入るところで、思わず画像を食いつくように見入ってしまいました。コートダジュールの海岸線を走る列車なんて、想像するだけでうっとりします。いつか必ず行くぞ!

 特典映像として、真冬の北欧をTVで取り上げた際のメイキングがついていました。メイキングは初めて見ましたが、これも必見。数分のミニ番組なのに、こんなにも苦労して作っていたのですね。あらためて感心するとともに、これから番組の見方が変わるような気がしました。

ちなみに、来週16日(日)には、放送開始20周年の特番もあるようです。
世界の車窓からオフィシャルHP

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2007-11-25

世界の車窓からDVDブック

 「世界の車窓からDVDブック スイス1」が発売されました。ミニ番組として驚異の長寿と人気を誇る「世界の車窓から」をDVD付きのムックにしたもので、月2回、全30巻の予定だそうです。

 スイス編、さっそく買ってきました。ムックは予想通りおまけのような感じで薄かったですが、内容は走行写真のほか、ラックレールが4種類解説されているなど、想像以上に充実しているのではないかと思いました。DVDの方は、テレビの素材を再編集したものですので、クオリティは折り紙つき。鉄道を使った旅行が好きな方なら楽しめる内容だと思います。(それほど鉄分は濃くありません…)ユングフラウヨッホ鉄道やゴールデンパス、そして我がB-Railでも紹介したピラトゥス登山鉄道など、スイスの小さな赤い車両たちが、美しい景色の中を走っていく様子などが収められています。

 全30巻。この調子だと全部そろえることになりそうです。。。

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2007-11-18

線路幅38cmのSLに乗る

 JRの在来線の線路幅は約1m(1,067mm)。新幹線でも1.4m(1,435mm)。いったい線路幅38cmのSLとは、何のことでしょうか?

 先日、伊豆に行ったのは、既にB-Railにも書いたとおりですが、西伊豆だったので車で行ってきました。スーパービュー踊り子にも、リゾート21にも乗れませんでしたが、その代わり、このSLに乗ってきたのです。その場所は「修善寺虹の郷」。
 「なーんだ、遊園地のSLか!」と早とちりしてはいけません。イギリスでは現役バリバリで働いているSLを、わざわざイギリスで製造して輸入したものなのです。

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 これがそのSLです。「カンブリア号」という名前が付いています。小さいですが、機関車の構造などは、大型のものと同じ。機関士も駅に着くたびに車輪の手入れに余念がありません。それにしても、線路幅が狭い!

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 SLに付いている銘板です。「レイベングラス&エスクデイル鉄道」と書いてあります。これが、イギリスに実在する鉄道会社の名前であり、そこでこのSLと同じミニサイズのSLが現役で走っているのです。

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 こんなディーゼル機関車も走っています。

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 このディーゼル機関車も、イギリスで実在する機関車と同型です。

それでは、さっそくSLに乗ってみましょう。

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 SLもミニサイズですが、客車もご覧の通りミニサイズ。大人が2人並んで座ればいっぱいになってしまうほどの幅です。園内の移動手段であり、所要時間は7分ほど。SLは30分おきに運転されています。

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 途中で車庫につながる線路が分かれていきました。実はこの車庫…

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博物館(15インチゲージレイルウェイミュージアム)になっていて、整備中の機関車を見ることができるようになっています。先ほど乗ったSLは、虹の郷の開園にあわせて1992年に新造したものですが、手前の青い機関車は1949年にイギリスで製造され、活躍していたものでした。

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これがその解説です。

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ミュージアムの展示物の一部です。想像していた以上に本格的でビックリしました。

 さて最後に、本家イギリスではどんな状況なのでしょうか。レイベングラス&エスクデイル鉄道のほかにも、ロムニー、ハイス&ディムチャーチ鉄道など、いくつか38cm幅の鉄道があります。もともとの経緯は、標準サイズの鉄道を作るには、お金がかかりすぎたり、そこまでの需要が見込めなかったり、ということで、いわば簡易版として作られた鉄道のようです。そして今となっては、完全に観光列車になっているようです。

 レール幅38cmの鉄道があることがまず驚きます。そして、虹の郷が安易に遊園地用のSL風乗り物を導入せずに、イギリスから本当のSLを導入したことは、賞賛に値すると思います。本当のSLを導入したばかりに、メンテナンスには相当な苦労がつきまとうと思いますが、ぜひとも末永く本場イギリスのSLを走らせてほしいと思います。そして、私は、いつかイギリスで、本場の本物SLに乗りたいと思っています。

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2007-10-28

サンフランシスコのケーブルカー(走行風景など)

 今日は、サンフランシスコのケーブルカーについてご紹介します。と言っても、知らない人はいないのではないかというくらい有名ですよね。そこで、いきなり動画をご覧下さい。音声はありません。


サンフランシスコのケーブルカー(走行風景)
by b-rail

 2003年の映像です。当時持っていたデジカメは音声が記録できなかったので動画だけですが、雰囲気は伝わってきませんか?

 私がサンフランシスコのケーブルカーを知ったのは、おそらく幼稚園のころです。「ちいさいケーブルカーのメーベル」(バージニア・リー・バートン著、ペンギン社)という絵本で、ケーブルカーの存在を知りました。絵本の内容は、モータリゼーションの進展で廃止に追い込まれそうになったケーブルカーを、市民の力で存続させた、という実話に基づくお話です。子ども心に、街の中を走るケーブルカーに興味をもった記憶があります。日本では、ケーブルカーは山にあるもの、と決まっていますから…。
 先日、実家に帰ったときに、この本を読み返してみました。(子どものころ特に好きだった絵本は(ほとんど乗り物関係ですが (^^ゞ )保存してあるのです)ケーブルカーと街の歴史やケーブカーの構造、市民運動の様子など、分かりやすく書かれていて、大人になった今でも十分に楽しめる本でした。Amazonには在庫があるようなので、ご興味のある方はぜひ。

 幼少期の憧れを抱き続けて十数年、アメリカに行くときは絶対にサンフランシスコに行こう!と思い続けた、ささやかな夢が実現したのが2003年でした。それだけサンフランシスコのケーブルカーは私にとって思い入れのある乗り物だったのです。

 と、導入部分が長くなりすぎました。本題は次回以降にします。

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2007-09-30

ユーラシア大陸最西端・ロカ岬へ!

 久しぶりの海外の鉄道シリーズ。今回はロカ岬への旅をご紹介します。

 ロカ岬はポルトガルの首都リスボンから30kmほど西に行ったところにある岬で、ユーラシア大陸最西端の岬として知られています。2004年冬、リスボンを観光で訪れた際に、ロカ岬まで足を伸ばしました。

 リスボンからロカ岬に向かうには、郊外電車に乗ってカスカイスかシントラに行き、そこからバスを使います。行きと帰りで違う景色を楽しみたかったので、行きはカスカイス、帰りはシントラ経由としました。

Loca1

 リスボン・カイス・ド・ソドレ駅で、Train & Bus-Cascais/Sintraというフリーきっぷ(9€)を購入して電車に乗ります。電車はまさに近郊電車という雰囲気で、リスボンの郊外を快調に飛ばしていきます。大西洋に寄り添うように走り、35分ほどでカスカイスに到着しました。

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 これがカスカイス駅です。

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 カスカイス周辺は高級リゾート地で、瀟洒なホテルやレストランが立ち並んでいました。

 カスカイスからはバスに乗り換え、揺られること30分。ついにめざすロカ岬に到着しました。

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 ロカ岬は灯台や観光案内所など建物がいくつかあるだけで、あとは何もないところでした。写真の中央が碑で、周辺は公園としてきれいに整備されていました。

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 これが碑文です。ポルトガルの詩人カモンエスによる詩が刻まれています。訳すと、「ここに地終わり、海始まる」となるそうです。

Loca7

 まさに、「地終わる」です。ユーラシア大陸はここまでなんだなぁ、と実感します。

 私が行ったのは2月でしたが、天気は良くて非常に暖かく、海を眺めてぼんやりするには最高のコンディションでした。眼前に広がる大海原を眺めていると、「本当にはるばるやってきたなぁ」という感慨に包み込まれます。ユーラシア大陸の東端の島国から、飛行機と電車を乗り継いでやってきただけなのですが、それがなんだか凄いことのように感じてしまうのでした。
 写真を撮り、観光案内所で「最西端到達証明書」(10€)を買い、あとはひたすら海を眺めてボーっとしていたら、次のバスまでの1時間半はあっという間に過ぎていきました。

 帰りは、シントラ経由。シントラは王家の夏の離宮があったところで、世界遺産にも登録される美しい街。夏の離宮は休園日だったので見ることができませんでしたが、街の雰囲気を楽しむことができました。

Loca8

これがシントラ駅です。

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行きに乗ったのとは別の近郊電車でリスボンへ戻りました。ステンレス製の普通の電車ですが、最西端で乗る電車はなんとなく特別な感じがしました。

ロカ岬はとにかくのんびりするのには最高です。リスボンに行ったらぜひ足をのばされることをオススメします。

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リスボンのトラム

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2007-07-22

世界最速!上海リニアモーターカー

 海外の鉄道シリーズ、今回は上海のリニアモーターカーをご紹介します。磁石で浮上して走るリニアモーターカーは未来の乗り物として有名ですが、世界でだた1箇所、営業運転を行っている場所があります。それが上海。
(注:大江戸線もリニアモーターで走っているし、名古屋のリニモは浮上走行しているので、厳密には「高速で浮上走行する列車としては世界で唯一」というべきかもしれません)

 世界最速の鉄道(?)となれば、乗ってみないと気が済まない私。期限切れ寸前のマイルを使って上海まで行ってきました。

Smt1

 これが噂のリニアモーターカーです。乗り物に関して何事にも野暮ったい中国にあって(失礼!)、驚くほど洗練されたデザインです。
 やっと鉄道の高速化も始まったばかりの中国で、なぜリニアなのでしょうか。このリニアの技術はそっくりドイツからの輸入です。ここからは想像ですが、都心から遠い新空港(浦東空港)へのアクセスとして、最新技術のかたまりであるリニアに、国力を誇示したい当局が目を付けたというのが実情ではないでしょうか。

Smt2

 これが普通車(エコノミー)の様子です。ご覧のとおりガラガラ。それもそのはずで料金はデラックスが100元、エコノミーが50元。一方バスは少々時間がかかるものの10~20元といったところ。おまけにリニアは都心直結とは行かず、終点の龍陽路から地下鉄に乗り換えなければなりません。したがって、普通はバスやタクシーを使うものらしいです。
 座席は固定式でリクライニングしませんが、乗っている時間が短いので十分です。

Smt3

 停車中の運転席の様子です。走行中もモニターを眺めているだけだと思いますが…。

Smt4

 乗客のほとんどはリニアに乗りにきた中国人でした。純粋に空港アクセスとして使っていた人はほとんどいなかったような気がします。リニアが動き出すと、いっせいに運転席の後ろに人垣ができました。
 上の写真にも写っていますが、速度がリアルタイムで表示されます。100km/hくらいまでタイヤで助走して、それから浮上しました。といっても飛行機のようにGを感じるわけもなく、タイヤからの振動がなくなるので、浮上したことが何となくわかるという程度です。
 かなり鋭い加速で、ぐんぐんスピードが上がっていきます。250km/hくらいまでは、ふだん新幹線で体感できるスピードなので、景色の流れ方もそれほど速くは感じませんが、さすがに300km/hを超えると、景色がどんどん後方へ飛び去っていくようで、「速い!」と感じました。

Smt5

 そしてついに431km/hを表示したところで加速が止まり、巡航状態に移りました。(ちなみに、ものの本などによると、最高速度は430km/hと書かれています。1km/hは誤差なのでしょうか?)
 トップスピードはわずか1分ほどで終了。すぐに減速に入ります。そして浦東空港からわずか8分で終点、龍陽路駅に到着。なんともあっけないリニア初体験でした。

Smt6

 龍陽路駅から浦東空港方面を眺めた様子です。軌道とポイントの様子が分かります。

Smt7

 龍陽路駅の高架下にはちょっとした博物館があります。軌道の模型などが展示してあります。
 ちなみにこの博物館、リニアの乗車券がないと入れないという、とんでもない博物館です。私は荷物があったので到着当日には行かず、翌日行ったら見事に追い払われました。もちろん帰国の日に寄りましたが…。

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 世界で初めて実用化されたリニアモーターカー(厳密には高速でなければ世界初ではない)。所要時間わずか8分で、リニアの実力がフルに発揮されているとはとても言えない状態ですが、何はともあれ、リニアに乗れたことは私にとって、とても感激的なできごとでした。 (2004年8月乗車)

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2007-07-15

今年の夏はイギリスへ!

 今年も年に1回の大型休暇が取れる8月が近づいてきました。8月は航空券もホテルも高いので、本当はトップシーズンを外して休みたいのですが、サラリーマンたるものそれはかなわぬ寝言というもの。文句を言っていては年に1回きりのチャンスをふいにしてしまいます。

 今年の行き先はイギリスにしました。いろいろ考えたのですが、鉄道発祥の地に行ってみるのもいいのかなぁ、と。9年前にロンドンを訪れていますが、それ以外は未開の地。特にヨークにあるNational Railway Museumは世界有数の規模を誇る鉄道博物館として有名です。言ってみれば憧れの地に訪れるわけで、今から心が躍ります。

 ただ、いろいろ調べているうちに気づいたのですが、今さらながら物価が高い!特に昨今の円安ポンド高を受けて、日本円では考えられないくらいの物価になっています。ロンドンの地下鉄は初乗りが650円にもなるというのですから、驚くしかありません。せいぜい節約に努めるしかない…。

 航空券は某H社で調べてもらったところ、意外にも日系A社の直行便がお手軽な値段だったので、即決しました。一昨年ドイツに行ったときのように、香港乗継を覚悟していたのですが…。

 旅の模様はB-Railでご報告する予定です。お楽しみに。


(7月17日追記 計画全てがキャンセルになりました。残念です)

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2007-07-08

世界一の急勾配を登るピラトゥス登山鉄道